(運動)トレーニング・・・「自分」を安定させて健康になる

 メタボ・ロコモ(予防)対策として身体(筋肉)を動かしトレーニングすることは、健康で楽しく生活できることに繋がります。

 

身心の健康(=体力の維持)が基礎なのです。

 

 *「体力」という一般的な概念には、体(ボディー)と心(マインド)の両方の要素から成り立ってい

   ます。それなので体だけ強くても、また心だけ強くても不十分なのです。

 

 「心がシッカリしていれば、それに身体は付いてくる」とも考えられます。「イヤイヤ、体が萎えていたら気持ちもダウンする」という人もいらっしゃるでしょう。(私は)どちらでもいいと思うのです。

 心を強くしたいのなら心を強くするトレーニングをすればいいですが、も鍛えて欲しいのです。体を強くしたいなら体を強くするトレーニングをしてください。同時に心も見つめ直し、修正して欲しいのです。

 

 「心」と「体」、どっちが大事?ではないのです。両方合わせて「身体」、あなたそのものなのです。「不二」*というものです。

 

 *玄侑宗久「日本人の心のかたち」角川SSC新書(2013)


トレーニング は “ キツイ ” という概念をなくそう!

 トレーニングと言うと、重いバーベルを凄い形相で持ち上げるベンチ・プレス(ベンチに仰向けで負荷を持ち上げたり下したり)というと、すご~くキツイ運動を想像していませんか。

 

「キツくてとても大変なのがトレーニング」という考えを外して、「ユルユル」「大体(アバウト)」で良いもの、と考えてください。

 

 人それぞれの体と体力です。ボディー・ビルダーのような太マッチョな人は、極々少数です。多くの人は、バーベルやダンベルを使わなくても十分に効果がでる負荷でトレーニングできます。

 それが、自らの体をそのまま利用する筋トレです。「自分そのまま筋トレ」とでも言うことができます。「自重筋トレ」とも言われます(1)。

 

 この自分の体を活用したトレーニングは、「いつでも、どこでも、一人で、器具なし、費用なしでできる」のです。その上、そんなに多くの種目にトライすることはありません。体幹は頭、上肢、下肢を除いたボディーのことです。この体幹の表と裏の筋肉(腕、肩、胸、腹、下腹部、大腿、背中)を鍛えるのです。


(1)比嘉一雄監修「自重筋トレ100の基本(強いカラダ作りに器具はいらない)」枻出版社(2014)